BLAME!! Log.1 ネット端末遺伝子 感想
というわけで一話から始めていきます。
しばらくは冲方丁の小説BLAMEも合わせて読んでいきます。
果てしなく続く構造体の谷にかかった橋を霧亥と少年が歩いている光景。こういう場所は時々出てくる気がする。
二人とも服ダボダボでかわいいよね。
下っ端の硅素生物が襲ってくるけどなんなく撃退。
この時はまだ硅素生物と他の種族の見分けはついてない模様。
相手が何でもとりあえずは警戒してく感じでしょうね。
この少年はネット端末遺伝子を持ってるらしい。
漫画ではこの先彼の出自などへの言及はないが、小説版にはいくらか描かれています。とある集落で生まれ育ち、駆除系に集落を滅ぼされ、放浪していたところを霧亥に保護されたそう。
ネット端末遺伝子は少年に、網膜に表示される記号の意味、建設者が無作為に作る施設の使い方、配管を流れる物質の安全性、それら都市に散りばめられた情報を教えてくれた。
駆除系はネット端末遺伝子をもつ人間は抹殺しなかったはずだし、
いろいろな意味で彼を助けてくれたのだろう。
助からないのだけど。
少年の集落に住む人々は別にネット端末遺伝子を持っていたわけではなく、どうして少年がネット端末遺伝子をもって生まれたのかはわからない。
霧亥に撃破された硅素生物の残骸に、二人の硅素生物が近づく。
頭部の接続口にケーブルを差し込むこの描写がわたしの趣味嗜好を大きくゆがめてしまったことは言うまでもない。
彼の視覚映像を確認したのち谷底にポイ。
ほどなくして、入り組んだ構造物の中を歩く二人を硅素生物が襲う。
射出されたワイヤーアンカーが少年の足を貫き巻き上げる。
ここの少年の描き方が好き。助けを求める仕草でありながらもあまり感情を感じない雰囲気。
霧亥の奮戦むなしく少年は連れ去られ、重力子放射線射出装置も奪われ、逃げようとするも橋を落とされ谷底の下水溜まりだかに落下。
重力子放射線射出装置の威力と反動が凄まじいことがうかがえる。小説版では、霧亥にしか重力子放射線射出装置の威力調節ができないという解釈があった。
霧亥は転がっていた外郭機械に乗り込み上を目指す。
人の形を模したような柱がいくつも連なる階段を硅素生物たちがあがっていく。
焚き火のようなものを囲んでいる何かがいるけど寒いのかしら。
BLAMEは基本気温というものの存在はあまり感じないけど、別に暖かくはないだろうな。
霧亥は外殻機械で攻撃を始める。一人を撃破。
もう一体は重力子放射線射出装置をガンダム撃ちして外殻機械を破壊するも、超構造体ナイフ?で頭をさっくり。霧亥は取り返した重力子放射線射出装置で
硅素生物の頭を吹き飛ばす。
少年は有機的な覆いと一体化し、明らかにもうダメな様子。
悲しい。これ本誌をリアルタイムで読んでた人はどんな気分だったんだろうなぁ。
てかそこらへんで火囲んでた人たちは硅素生物なのかしら。
でも襲ってこないし、人間とも思えないのだけど。
ここで一話終了。
初見はなんもわからない一話ですよね。
何回か読んでもわからない一話です。
このころはまだきっちりと線が引かれて、丁寧な作画。
重力子放射線射出装置や硅素生物の構造がはっきりわかる。
登場した重要なワードは、「霧亥」「感染前の遺伝子型」でしょうか。
明日にでも二話を書きます